UQモバイル 端末ごと購入する場合
UQモバイルについて
UQモバイルはau系のMVNO(仮想移動帯通信業者)であり、いわゆる格安simの分類に分けられる会社だ。MVNOは大手キャリア(ドコモ、au、softbank)のどれかの回線を借用して通信を行うもので、自社の回線を使用していない事が特徴だが、今から説明するUQ、そしてY!mobileは厳密にはMVNOでは無く(Y!mobileはsoftbankであり、UQはWimaxという自社回線を展開している)そのため、比較的高速な通信が出来るのが特徴である。
MVNOはそのシステムの関係から、回線が混み合い低速になる傾向がある。ドコモの回線を利用したMVNOは安価だが、低速になりやすいので使用に関しては注意が必要だが、安価なため、スマホではなくIOT機器や音楽ストリーミング用などで利用が向いているのではないだろうか。
UQモバイルの料金設定。
大手キャリアに比べて料金プランは少ないが、その分分かりやすい。
S→1980円 二年目から 2980円 一月のデータ量 2G(2年間)
M→2980円 二年目から 3980円 一月のデータ量 6G(2年間)
L→4980円 二年目から 5980円 一月のデータ量 14G(2年間)
これに無料通話か5分間無料の通話プランが選択できる。
一月の無料通話はそれぞれ
S→60分(2年間) M→120分(2年間) L→180分(2年間)
となる。
5分間通話は国内電話なら何処へでも無料で、5分を超えた場合30秒で20円の課金がされる。
UQのウェブページから抜粋
ここで2年とか1年と書かれた項目があるが、これは2年間その値段あるはその単位という事だ。
例えば、Sプランなら 月額は1980円(税込み2138円)となるが、2年目は1000円値上がり、2980円(税込み3218円)となる。
データー量は同じくSの場合、2年間は2G利用出来るが、3年目からはその半分の1Gに減額されてしまう。(厳密には2年間だけ倍使える)
通話を無料通話を選択すると、一月60分無料通話がかけれたのが、3年目にはその半分の30分に減額されるので注意が必要です。
つまり纏めると、UQモバイルでは一年目以降は料金が1000円上がり、3年目からはデーター料が半分に減額される。また無料通話を選択した場合も半分になると言えます。
データ2倍などは後述する機種変更時に付けるオプション「増量オプション」を選択すれば回避可能です。
そして、利用料金に端末代(UQの端末を使う場合)が掛かるのですが
端末が実質108円を選べば、ほぼそのままの金額で所持することが可能です。
実質108円端末とは
総務省が適切な通信媒体を是正するため、タスクフォースを行ったのが2015年で、これらの要請で携帯端末の0円販売が(基本的には)禁止された。UQモバイルなどの格安系でも同様で、0円端末は存在しない。だが、108円端末なら存在するのだ。
例えば、HUAWEI(ファーウエイ)社のP10lite(端末名、以下P10L)は実質108円であり、2年間使用すればほぼ0円で使える。
P10Lは33,804円(税込み)する端末だが、24回で均等割すると1404円と端数108円となる。毎月1404円端末代が発生するのだ。
だが、同時に24ヶ月間割引が行われる。各携帯会社が行っている毎月割、月々割、スーパーボーナスなどと呼ばれる、端末購入補助制度だ。これをUQモバイルではマンスリー割と読んでいるが、どれも同じシステムの事を指している。
つまり、端末は33804円掛かるが、その分の33696円は他の所から値引きますよ、と言っているのだ。その差額が108円なので、実質108円という考え方だ。
携帯電話業界ではこの割賦制度の事をあっせんと呼んでいるが、注意点としては実際には携帯電話を値引いているのではなく、使用料金から値引いているので、端末代金は必ず払う必要がある。
平たく言えば、割賦が終わる2年弱で解約すると、値引くところを失った端末代はそのまま支払い義務として発生するからだ。
今回の場合1404円X残り月となるので、途中で解約される時は注意が必要だ。
蛇足だが、P10Lは付属品にタイプCの充電器とケースが付属しているので、余分なものが要らない分、さらにコストが下がる。
端末の値段とマンスリー割
UQモバイルのウエブページより
P10Lの毎月の料金、端末がほぼ0なので、利用料金だけで所持出来る。
UQモバイルのウエブページより
国内メーカーが良い場合
UQモバイルでは国産機も扱っている。アクオスやアローズといった大手キャリアが扱っているものも存在する。
コストで言えば京セラのDIGNO Aが安価だが、人気はシャープのアクオスでは無いだろうか。
アクオスのAQOUS senseはAUやdocomoやsmiフリーでも出ている人気機種で、大手でも扱っているタイプはケースなどの付属品が手に入りやすく、またこの価格帯で比較的画面がキレイであったり、防水などの機能が付いている事が魅力だ。負担額も毎月+500円なので、前述のP10Lと比べても12000円違うだけなので、国内メーカーならAQOUSをお勧めする。
似ている機械でAQOUS L2もあるが、充電システム(タイプB)やプロセッサがかなり見劣りするので、現在(2018年5月時点)ではAQOUS senseがお勧めです。AQOUS L2は実質108円(税込み)、senseは実質 13068円(税込み)です。
AQOUS sense の端末とマンスリー割の内訳、端末が毎月1296円で割引が756円ですので、差額540円 540円X24回で12960円、それに108円を足すと、13068円となる。つまり利用料金+540円
したがって毎月は上記の表のようになる。前述のP10Lより540円毎月高いのが分かる。
UQモバイルの端末の考え方は全て同じなので、他の端末でも大体誤差が高くても540くらいになるはずである。ただ、例外はiPhoneである。
UQでのiPhoneは SEか6S
UQモバイルはiPhoneも扱っている。ただし機種は6SかSEだ。どちらも現行の8やXと比べると見劣りするが、iOSの特徴である製品寿命が長いという事を加味すれば選択としてはありかも知れないが、6Sを選択した場合コストは上がってしまう。
前述を見ていただくと分かるが、機種代金の大きさにて少なくとも2年は負担額は変わるので、ここは注意が必要だ。iPhoneの場合後述する、他キャリアのものを使用するが、一番安価になるが、持っていない人は自ずとUQのものを選択する必要があるだろう。
安価に済ませたいなら、SEがお勧め
この様にiPhone SE 32GBを選択の場合、端末代金が1836x24 = 44064 + 108 円となり合計 44172円(税込み)となる。これにマンスリー割が24回付くので、1836X24 = 44064 なので、実質は108円 これは前述のP10Lと同じ運用という事になる。従って利用料金だけで所持できるので、Sプランなら1年目2138円(税込み)2年目から1000円アップの3218円(税込み)となる。
iPhone6Sの場合
iPhone6sの場合、マンスリー割が少ないため、実質金が上がってしまっている。iPhone6s が59724 に対してマンスリー割が20736円となっているため、実質負担金は38988円であり、月々の負担金は+1620円となる。
そのため、Sプランを利用しても3758円ですので、2年目は4766円になることを鑑みると、少し高く感じるのでは無いだろうか?
従ってUQモバイルで用意した端末を利用する場合は、モデルの新しさを考えるとAndoroid端末がお勧めだが、どうしてもiPhoneが良い場合はSEが良いのではないだろうか?
次は乗り換えで、今までの端末を利用するパターンを見てみよう。
*契約時にはイニシャルコストとして、事務手数料として3240円+端末端数の108円が必要となります。
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